水素濃度
一口に「水素水」と言っても、含まれる水素の量には製品ごとに大きな差があります。
飲む水素水の場合、アルミパウチ入りで売られているものや水素サーバーで生成された水素水の濃度は、一般的に0.8ppm以上です。
理論上はこれでも合格の濃度ですが、中に含まれる水素の60%は気化してあっという間に口から出て行ってしまうため、体の中に吸収されて効果を発揮するためには1.0ppm以上の濃度が必要だと言われています。
つまり、中には効果を発揮する濃さに満たない製品も市販されているということになるのです。
水素濃度の情報がきちんと書かれ、信頼できるメーカーの製品の中から、水素濃度1.0ppm以上のものを選んで購入することが大切。
本当にその濃度があるのか気になる人は、試薬を用意すれば自分で測って確かめることもできます。
容器
水素は地球上でもっとも分子が小さい気体です。
そのため、もともとの水素濃度が高くても、ペットボトルなどの水素が通り抜けてしまうような容器では、表示している水素濃度を守ることはできません。
最悪の場合は「水素水」とは言えないような詐欺まがいの濃度となってしまうこともあります。
そのため、近年ではほとんどの製品がアルミパウチタイプの容器を採用。
アルミパウチは水素が通り抜けにくいため、充填された水素の濃度を長く保つことが可能です。
また、水素水のウォーターサーバーや水素水生成器の場合、つくってすぐに飲むことができるため、容器に関係なくある程度の濃度を保っていると言えるでしょう。
分子状
水素は「H2」と表記される通り、2つで1つの分子状となって存在しています。
悪玉活性酸素を除去する抗酸化の働きを持つのも、この分子状の水素なのです。
でも現在、市場に流通しているパウチタイプの水素水や水素サプリメントなどの中には、分子状の水素が入っていない製品もあります。
消費者が分子状かどうかを見分けることは難しいですが、メーカーサイトなどに公開されている情報から探ってみるといいでしょう。
賢い消費者になることが健康への第一歩!
粗悪な水素水製品を見分ける方法として、水素濃度と容器、そして分子状であるかどうかをご紹介しました。
水素の特性をひと通り理解し、より身体に高い効果をもたらしてくれる製品を正しく選ぶことができるように、知識を身に付けたいものですね。
水素水生成器の場合は水からつくるため、容器と分子状はクリアしています。濃度をチェックしつつ、付随した機能にも注目してみるといいでしょう。